2021年2月最後の土曜日
この日は昼から卒業検定を受ける。
結局今回の大型教習は、第一段階がプラス4時間の補習、第二段階は補習なしで、卒業検定となった。(本来なら合計12時間で終わる教習を、16時間かけたことになる?)
緊張のため暗ーく教習所に着く。
集合場所の教室には、私を含め中型二輪も入れて9人程集まった。そして教官より走行コースの紙が配られた。
配られたコースを見ると、暗記してきたコースと微妙に2箇所違っていて、青ざめた。?
(どうやら、卒検で走るコースは、教習のコースと同じにしてはいけないルールがあるらしい。)
(想定外だ、どうしよう?想定外のことも対応できて試験に受かるということか?)
テンパる私。教官は検定の一発アウト事項などを説明していたが、私はコースの紙を見て固まっていた。
そしていよいよ卒検。
とてもにこやかなオジサマが担当の教官だった。(優しそうな人で良かった)
ここの教習所は、教官は車に乗って後ろにつき、ジャッジをする。
2番手で呼ばれた。
バイクにまたがり、ミラーに触れ、後方確認をしてスタート。
ハードにニーグリップをした。
スラロームはスローペースでクリア(おそらく遅くて減点)。
クランクは緊張のあまり気づかず通り過ぎそうになったけど、なんとか、グイッと曲がって入ってクリア。
波状路は駆け抜けて(おそらく早くて減点)、
一本橋と坂道発進は安定してクリア。
途中、一時停止時に、右足を2回ついてしまう(減点対象)
そして発着地点に戻った。バイクを倒さないように、慎重に下車。
(これはいけたでしょう?)
ホッとした。
そして、教官に車に乗るように呼ばれ、車の後方座席にひとり乗り込み、他の人の試験を車から眺める番となった。
?「緊張した?うまく走れてたよ〜☺️スラロームはパイロンかすりそうでハラハラしたよ。あと、波状路は5秒以上は必要だけど、3秒だったよ。
普段何乗ってるの?ZRX?カッコイイじゃん。まあそれなら大丈夫だよね〜。結果は楽しみに待っていてね?」
教官は運転しながら、簡単にフィードバックをしてくれた。
心でガッツポーズをした。
結果、合格?であった。(この日はほぼ全員合格だったようだ)
早く卒業したいと思っていたのに、卒業がわかると急に寂しくなる。
二輪の待合室を眺めて、出会った教官とまた会うことは一生ないのか、と思うとセンチになった。
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